そもそもTRPGって何?

イメージ図1

Tabletalk role-playing gameの頭文字をとった単語であり、海外ではTabletop role-playing game 、あるいはPen-and-paper role-playing gameと呼ばれます。
本来のRPGは「役割演技」「他の誰かのふりをする」という意味になりますが、日本においては国産コンピュータRPG が先に普及したという経緯から、元来のRPGとコンピュータRPGを区別する意味合いでこの単語が生まれました。


イメージ図2

そもそもコンピュータRPG自体、TRPGにおけるゲームマスター(以下GM)の役割をコンピュータに担当させる事で、 一人でも遊べるようにするという経緯から生まれています。
(Wizardryシリーズを例とする3DダンジョンRPG系の作品がいい例です)
当時におけるTRPGはボードゲームやウォーゲームに性質が近かったこと、その処理が機械的だった事もあり、 コンピュータRPGはこれを高いレベルで再現した品と言えます。


イメージ図3 イメージ図4 イメージ図5

最大の相違点として、コンピュータを介することで容易に大規模な演出を実現できるコンピュータRPGと異なり、 演出にかかる手間が大変(視覚的な素材を自前で用意する、いかにして口頭で説明する)な反面、 幅広い世界観・ジャンルの表現を早期から可能にしてきました。
わかりやすい剣と魔法のファンタジー世界だけでなく、宇宙進出を果たしたSF世界観、現代を舞台にした犯罪推理物、 某神話を下敷きにしたホラー物なども、想像力次第で実現できます。
また、コンピュータRPGはある程度決まった選択しか行えないのに対し、TRPGは原則としてプレイヤーが「行動を宣言する」 事で進行するため、思いつき(とGMの裁量)次第で無限の可能性を秘めています。